長く腰痛で苦しんでいる方でも1回の施術で良くなる場合もありますが、そのような方は一箇所だけ背骨が歪んでいるなど、原因がシンプルな場合が多いです。
慢性腰痛の方、重症な方の多くは3ヶ月以上の治療期間を必要とします。
骨折や肉離れが時間とともに治癒していくように、この期間は人体の細胞が入れ替わるために必要となります。
触れてみて初めて解る事ですので、お電話で「何回で治りますか?」という質問には残念ながらお答え出来ません。
症状をお聞きして、同じような方々の改善例をお話しする事は出来ます。
あたりまえですが、全ての腰痛を短期間で治せるとは言えません。それが今の正直な答えになります。例外はあるにしても、腰痛との付き合いが長い人程治療にも長くかかる傾向があるからです。
私もトイレに行けない程の腰痛に苦しんだ経験がありますので、痛い苦しみはわかっているつもりです。ですから、出来るだけ早く、患者さん一人一人の痛みから解放させてあげたいという気持ちは人一倍強く持っております。
一日でも早く良くなるように全力でお手伝いさせて頂きますので何卒よろしくお願いします。
Q.通院期間・回数はどのくらいが目安ですか?
個人差はありますが、最初の一ヶ月は1週間に2回来院して頂き、その後状態に応じて1週間に1回、2週間に一回と来院スパンを空けて行きます。
これは始めのうち、元の悪い体の形に戻そうとする力が強く働くので、戻る前に次の刺激(施術)、次の刺激(施術)…と矢継ぎ早に繰り返す必要があるためです。
通院期間は先に述べたように、慢性腰痛や重い症状の場合、90日以上の治療期間が望ましいです。これは人体の多くの細胞が新しく入れ替わるのに必要な期間で、体の変化が定着し、再発防止のため必要な期間だからです。
図に表しますと以下のようなイメージです。
このように施術後、元の状態に戻りきる前に次の施術を受けて行く事で、右肩上がりに状態を良くして行く事が出来ます。結果として効果が持続するようになるので、戻り幅も小さくなり(緑の矢印)、施術間隔も伸びて行きます。
反対に腰痛を感じてから施術を受ける場合、以下のようなイメージになります。
このように再び腰痛を感じてから施術を受けていては、効果は一時的で、状態は横ばいになり、健康レベルは低いままです。快適で充実した毎日を送るためにも、初めに集中して施術を受けて頂き、根本的な改善をはかる事が大切です。
Q.治療期間中に通うのをやめるとどうなりますか?
“痛い”という自覚症状がなくなっても、根本原因が改善される前に治療を止めてしまうと、遅かれ早かれ痛みがぶり返してしまいます。もちろん通院の強制はいたしませんが、健康上最善の提案をさせて頂いた上で、患者さんに選んで頂いております。
治療をして行く上で心がけている事
患者さんの話に耳を傾け、親切、丁寧な説明を心がけています。また、日常生活での注意点、食事、睡眠の指導にも力を入れており、患者さん自身も治療に参加しているイメージを持って頂くようお願いしております。お互いが同じ方向を向き、思いを共有する事で治療効果が大きく高まるためです。