オステオパシーについて
当院では、オステオパシーという医学に基づいて施術を行っています。
オステオパシーは、アメリカ人医師アンドリュー・テイラー・スティルにより創始されました。筋、骨、関節、神経、血液(動脈・静脈)、リンパ、脳脊髄液、 各内臓などにアプローチして行く医学で、アメリカではオステオパスと呼ばれるドクターが行う医療として認められています。
関節を動かして行う手技や殆ど動きが無い手技など様々な技法があります。身体に負担をかけない事も特徴の一つです。 当院では症状に応じて、オステオパシーにおける以下の手技を用います。
スティルテクニック
まずはじめに歪のある骨、関節、筋肉に術者が触れます。
その触った感覚が最も柔らかくなるポイントで、患者さんの腕や脚、体幹を一度静止させます。その後、骨、関節、筋肉が矯正されるように腕や脚、体幹をゆっくり動かして行きます。
動かす対象が「脚」であれば患者さんは「脚を回されてる」という程度の感覚が生じる、ソフトな手技です。
スティルテクニックを行う事により、骨、関節、筋肉の歪みが 正されるので、腰痛、肩こり、首痛の改善の他、 再発させない姿勢作りにも有効です。
頭蓋オステオパシー
?23個の骨からなる頭蓋骨の配列を正し、頭蓋骨の一層内側にある硬膜の緊張を取って脳脊髄液の流れを改善させるテクニックです。
脳脊髄液は脊髄神経のある脊柱管(背骨の中)にも流れており、結果として全身に分布する神経機能にも影響を与えます。
頭痛治療のみならず、その他全身の不調に用いて行きます。
頭蓋骨矯正と言うと怖そうなイメージがありますが、やさしいテクニックで眠くなる方も多いです。
ポジショナルリリース
動きを妨げている筋肉、痛みを引き起こしている筋肉に対して、一番やさしい姿勢を施術者が患者さんの身体を操作し作ります。
そのポジションのまま90秒近く静止させ保持する事により患部の筋肉を解放させるテクニックです。
動きのない手技なので、動くことが出来ないギックリ腰の方や、妊婦さんにも有効です。
トリガーポイント
痛み、症状を引き起こしている部分とは離れた所にある圧痛点で、そこを押すと患部の痛みが出現、または強調されます(普段の痛みの再現)
痛みの引き金(トリガー)の意味から、トリガーポイントと呼ばれます。
お悩みの症状がトリガーポイントにより引き起こされている痛みであれば、トリガーポイントを解消しない限り、患部をいくら治療しても改善はして行きません。
患者さんの中には、「先生ツボに入ってる!」と言う方がいる位で、東洋医学のツボの位置とある程度は一致しますが、考え方、効果の出し方が異なる手技です。
筋肉や筋膜系に問題のある症状に特に有効で、「頭や歯」、「眼の奥の痛み」など深い部分に感じる痛みにも非常に効果的です。
今まで何をやってもダメだった方、
整体でもマッサージでもない
アメリカ生まれの伝統医療
オステオパシーを、ぜひ一度体感してみて下さい!