坐骨神経痛になりやすい人
日々の何気ない習慣が坐骨神経痛になりやすい体、人を作っています。
坐骨神経痛とは腰から足にかけて伸びる坐骨神経が、圧迫や絞扼されたり、炎症を起こす事で坐骨神経周囲に痛みやしびれを生じさせる状態を指します。一般的には腰痛や腰椎分離症、腰椎変性すべり症、腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニアなどに伴って発症すると言われています。
坐骨神経痛を発症させる主な理由として片側の脚や骨盤、股関節に体重を預けるようにして立つ事や横座り、反張膝(膝関節の伸ばし過ぎ)での家事や立ち仕事などがありますが、これら不良姿勢をとってしまう人は関節が緩い人が多いです。
関節が緩くなる理由として、上記にあげた姿勢以外にも何かにもたれかかるような姿勢をとる事が多い人、乳幼児期に四つ這いやずり這いが行われなかった、あるいはその期間が少なくて早くに立ち上がってしまった人に多くみられます。
関節の緩さには、関節を保護してくれている靭帯の強度や筋肉の質が影響しますので、食生活も影響します。炭水化物など糖質過多で低たんぱくな食生活や野菜中心の食生活、いわゆるベジタリアンの人たちに関節が緩く筋肉に締まりのない方が多いです。
恐ろしい事に食生活は遺伝します。生を受けてから質の良い食生活をする事は大事ですが、胎児の時の母親の栄養、母親と父親の今迄の食生活のみならず代々の食生活も影響します。
北海道札幌市という土地柄食の環境に恵まれていますので、自分の健康だけでなく、後世に良い影響を与えるためにも食生活に気をつけて行きたいものです。