足(脚)の影響で起きる腰痛について

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足(脚)の影響で起きる腰痛と言うとピンと来ない方も多いですが、腰痛の方のほとんどに足(脚)の影響が絡んできます。

腰痛と言いますとその名の通り腰が痛いわけですから、原因も腰周囲にあると想像する方は多いと思いますし、腰を揉んだりマッサージする方も多いと思います。

しかし実際は腰自体に原因がある事は少なく、とりわけ腰から下、特に足(脚)に原因がある事は多いです。これは地球に重力がかかっている関係上、地面との接地面である足から問題が波及してくるためです。

例えば足首の捻挫。整形外科等の診断で「完治」と診断されても、捻挫を機に足首の骨がズレたままでいると、足首より上の関節や筋肉全てに少なからず影響を与えます。そのため骨盤や腰椎(背骨の骨盤寄り)をも歪ませ、結果腰痛を引き起こしていまいます。

足首の捻挫だけではありません。ハイヒールを履く習慣だったり、外反母趾や内反小趾、変形性膝関節症などの膝の歪みからも腰痛に移行する事があります。元々膝が痛いだけだったが近年腰も痛いという方も多いのではないでしょうか。

積み木を例に説明しますとわかりやすいかもしれません。重力に抗して積み木を積んでいく上で、どこか一箇所右に寄せて積んだとします。その上の積み木の重ね方は、右に寄せて積んだ積み木を踏まえて上に積んでいく事で倒れずに済む様に、人間の身体もより下にある関節や骨格に合わせて身体を歪ませる事で、重力下で生活する事を保てています。

札幌市から当院に来院する腰痛患者さんの多くが、今迄腰に電気を当てたりマッサージする施術ばかりだったとおっしゃいます。上述の理論からもわかるように、患部のみの施術やマッサージをするだけでは根本的な解決は望めません。