内臓の影響からくる腰痛

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ここでは内臓の影響により出る腰痛について説明して行きます。

腰痛と聞くと、一般的に筋肉や骨の問題を思い浮かべる方が多いとは思いますが、内臓の疲労、機能低下、重篤な病気でも腰痛が発生する事があります。

理由として、腰周囲の内臓の場合、ストレスがかかり炎症や腫れがある事で、腰まわりの組織を圧迫する事。内臓の問題にもかかわらず、腰から痛みの信号が発せられていると脳が勘違いする事。内臓が疲労し硬くなると、身体を動かす筋肉の動きを妨げるため痛みを引き起こす事があげられます。これは内臓も平滑筋という筋肉なので、身体を動かす方の筋肉と互いに影響し合うためです。

内臓の疲労や機能低下の多くは、日々の悪い生活習慣によって作られます。食事(暴飲暴食、糖質、脂質、塩分過多、化学物質の蓄積)、睡眠(不規則な睡眠リズム、睡眠の質の低下)、不良姿勢、精神的ストレス、過労、オーバートレーニングなど。

これらが蓄積し、状態が悪化すると重篤な病気へと進行し、腰痛の感じ方も変わり、痛みの強さも増していきます。

腰痛を引き起こす内臓の病気として、胃ガン、大腸ガン、肝臓ガン、膵臓ガンなど悪性腫瘍系の他、胆嚢炎、尿路結石、胆石、胃十二指腸潰瘍、子宮内膜症、子宮筋腫、月経痛、月経前症候群などありとあらゆる病気で腰痛が出る可能性があります。

内臓の影響による腰痛の症状として、安静時も動作時も痛みの強さが変わらない場合が多いです。重篤な病気の場合では、悪心、嘔吐、発熱、夜間痛、排便障害などを伴う場合もあります。そのような場合はすぐに病院を受診する必要があります。

内臓の疲労や機能低下レベルの腰痛であれば、施術によりすぐに痛みの消失、緩解する場合がありますが、何気ない腰痛の中には命にかかわる病気が隠れている場合が稀にあります。早期発見も大事ですが、日々の生活を見直し、予防という一番の方法を実践して行きたいものです。